Blogブログ
005:独裁者のゲーム①
自社企画として、独裁者のゲームを作っています。
ジャンルは、トロピコのようなSLGではなくADVです。
小規模で10時間とかかけずクリアできるゲームが作りたくて、参考にするためにSteamのタイトルをいくつか遊んでいたのですが、「Paper, Please」をプレイして衝撃を受けたわけです。
あと、思い通りにならなく歯痒くてイライラしたのですが「Reigns」のゲーム性もショックでした。
最初は2Dドット絵のハック&スラッシュを土台に、群像劇にしたACTを作ろうとしていたのですが、Paper, Pleaseの影響で、他社が作らないモノを作りたい!新しい事に挑戦したい!と目指す方向性が変わりました。
コンセプトは下記
・インディなので、どうせやるなら大手では出し辛い題材。
・倫理観的にやりたいけどできないモノができるのは面白い。
・Paper, Please、Reignsの影響ですがADVが作りたい。
倫理観的にできないこと・・・人を理由なく殺す。
ゲームはよくあることなのですが、普通に考えるとダメです。
実際にそれができる環境となると・・・
・・・独裁者!!
独裁者のADVは無いかも!?
ということで最初に考えたゲーム画面です。
50人の中から7人の長官を任命し、バンバン理不尽に殺していくゲーム。
なぜ長官を殺すのか?
答え : 50人の中に暗殺者がいるから。
ADVなので推理要素を軸にゲームは進めるつもりで、UIは50人の中に潜む暗殺者を炙り出すために、サーモグラフィがあったり、新聞があったりしてます。キャラがデフォルメなのは、リアルな頭身だとあんまりに直接的で良くないと思ったためです。
ここで、ふと時代設定をどうするかを考えました。プレイして共感できるのはリアルに想像できる現在。
なんですが、山口が独裁者としてイメージしたのは、AKIRAの金田が一人掛けのソファに座っているイラストでして、大東京帝国の鉄雄や祭り上げられたアキラでした。
退廃的なサイバーパンクは格好よく、近未来の独裁者は面白そう!
ということで時代を近未来に修正したイメージ画像。
近未来の雰囲気を出すために光るデバイスを使いたかったので退廃的な空気感は諦めています。近未来サイバーパンクのみを活かした結果、良くわからない世界観ですが、面白そうな絵作りはできそうな気はしてきました。
雰囲気は何となく掴めてきたので、キャラを作ろうと考えた矢先、
たまたま見つけたボクセルアートの作品が凄くてまた影響を受けます。
ということで現在のゲーム画面です。
全然途中です。
進捗では巻き戻っていますが、産みの苦しみと思い頑張ります。
(実際に頑張っているのは山口ではないのですが・・)
ただ、諦めた退廃的な空気感とサイバーパンクな雰囲気はできるかもしれない期待はあります。
キャラはボクセルよりかは、ドット絵の方が違和感が出て、逆に良いのではないかと思っていまして、ボクセルの世界にペラペラのドット絵のキャラが動くとどうなるか・・ということを仕事の合間に検証しようと思っています。
目指せ10月完成!