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012:ゲームの企画時に考えていること①~口コミ~

ゲーム開発

最近ゲームの企画時に考えたことの一つをまとめました。

口コミで広がるゲームに関して。

 

ヒットさせたいのでどうすればいいかを考えるわけですが、無名な会社ZOCが作ったゲームとなると、そもそも知ってもらう機会が少なく広告にお金をかけれないので、ゲームを面白くするのは勿論として、多くの人に遊んで貰うための「何か」を考えないといけないです。

 

最近プレイしたゲームだと、ダンジョンメーカーがそうだったのですが、一人で遊ぶゲームは自分の好きなタイミングでできるので、面白くて早く続きをやりたいため一気にプレイしたりします。当然、そのゲームにかける熱量は凄く高くなったりしているわけです。(この場合の熱量は自分自身の中でゲームが占めるウエィトのようなモノとして使っています)

自分が消費した時間が無駄ではなくとても良いモノだったという熱量を高め、この体験を他の人にも伝えたい、という、当たり前の流れを作るため、ゲームを面白くすることが最重要になります。

 

そもそもゲームを面白くというのがとても難しいことでして、どうしたら面白くなるかが難問過ぎるのですが・・・。

先に考えを進めます。

 

他の人に伝えたいということなのですが、昔だと友人のみだったのが、現在はSNS等での不特定多数に対しての発信が加わったため、企画の中身の伝え易さも重要になってきています。ゲームの企画として、人に発信したいと思わせる熱量が有り、尚且つ、他のゲームに無く新しかったり、人に伝えるときにブレない普遍的なモノ(面白いとかの主観ではなく・・・)が無いとダメ。

そういった普遍的なモノ=「事実」は人に広めやすい。これを企画立案時に考えてそのゲームの軸にしておくことが必要になると思っています。

 

整理すると下記。

凄く面白かった!

ほかの人にも伝えたい!

でも、面白い言うと否定されるかも・・・

事実であれば否定されないし共感してもらえる!

 

言い易い事実が無い場合は、「人を選ぶゲームだけど・・・」といった前置きの後に、自分は面白かった、等々の発信になり、それはそれで発信してもらえる価値は凄くあるのですが、人に言い易いのはやっぱり「事実」です。その「事実」を見聞きし、プレイして、凄く面白かったから他の人にも言いたい、となった時に、その「事実」は言い易い・・・。

最近の口コミの広がりやすさを考えると、ゲームの企画段階で、何かしらそういった事実として伝えられる、わかりやすい要素が企画立案の時点で必要だとは考えています。

ダンジョンメーカーだと「時間が溶ける」という事実はとても人に伝えやすい要因だと思っていました。ゲーム自体の面白さ云々は人に言い難くても、「このゲームやるとすぐ時間が経つ」という事実は否定され辛いので言い易く、また、時間が溶けるといった事実が過去にないパターンだったので、SNSで広がったのではないかなと分析はしていました。

 

 

ゲームが面白く、その上で過去にない新しい事実が必要。

凄く難しいですけど、ヒットさせたいので考えるしかないですね。

 

 

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