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002:元喫茶店のゲーム会社事務所

ZOCについて

ZOCという会社は

東京に本社があり、そこでは広告代理店のような事をしていて

大阪に支社があり、そこではゲームを作っています。

 

大阪支店を作ったのは昨年末で無計画のままスタートしています。立上げ当初は、インディなゲームを作ろうと思っていたため、カフェを作ってその隅のほうでゲームを作るという、ノマドっぽいゲーム会社にしようと企んでいました。古民家を借りて改装し、ゲームを作りながらDIYで造作したり、そういうのもアリかなと・・・。

カフェができる場を探しながら、ゲームの企画や仕様の構想をし、本格的に作ろうとし始めたときに、2社からゲーム開発の相談がありました。その内容が興味深く、未経験だけどやりたかったジャンルでもあり、プロデューサーが優秀な人で組んでゲームを作ってみたかったので自社のゲームをいったん中断してやることに急遽、方向転換しました。

問題は守秘義務です。

新大阪に丁度良いサイズの喫茶店があったので、そこを借りようと進めていたタイミングでの変更でした。喫茶店は、正面が全面ガラスで外からも入りやすい雰囲気だったのですが、情報の機密と言う点ではどうしようもない作りです。内装工事を依頼していた会社に外から全く見えないようにして欲しいと御願いし、でもそのうちカフェとかやりたいから雰囲気は事務所では無い感じで・・・と無理難題を言い、結果、正面はまっ黒の壁になりました。

 

 

入りやすさが微塵もない黒い壁に黒いドア。金色の看板で会員制のバーみたいな雰囲気。当初目指していたカフェとは違うのですが、これはこれで面白い!と思っていたら、ビルの管理会社のかたから、怪しい店という苦情が近隣の方から出ているので払拭したいという相談が・・・まさかそんな風に思われるとは・・・。

ガレージ風で世田谷ベースな感じで男の秘密基地な感じのカフェになる予定が、黒壁の怪しい会員制のバーに。どうせやるならと中の壁も黒くしてます。これは汚れ対策でもあったのだけど、どうせやるなら思い切った舵取りの方が面白いので、会社で買うモノはだいたい黒にしています。

 

 

事務所にPCを運びに来た運送会社の方から、秘密基地みたいですね、と言われ、なんて嬉しいことを言う人だ・・とちょっと感動した記憶があります。

 

以上のような経緯で大阪の事務所はできました。

事業計画とか無く行き当たりばったりな会社ですが、面白いことには貪欲でいたいとは思っています。

 

 

いつかカフェに戻します。

 

 

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