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011:ダンジョンメーカーについてのメモ

ゲーム開発

久しぶりに、ゲームをプレイしていたら朝になったくらいハマったゲーム「ダンジョンメーカー」に関して、考えることを記載します。

山口がAndroidでダウンロードをした半月以上前は1万DL以下だったのですが、現在は10万以上のDL数、ツイッターとかの話題を見ると盛り上がりはドンドン広がってるので、iOSの方と合わせると、100万DL行くかも・・と期待しています。

 

有料アプリでこういった感じで伸びていくパターンは多分初めてだと思うので、スマホのプロデューサーは今こぞって分析をしているんじゃないかなと。山口が大手のパブリッシャーの偉い人なら、早急に同タイプのゲームを開発をしろ!って指示を出すと思いますし。

 

凄く勝手な想像ですが・・・、

ダンジョンメーカーは、コアなゲーマーからジワジワと一般の層まで広がっている気配はしていますが、広告を打ったりとか、そういう展開にはしばらくはならない気がするので、今から作ってもチャンスはあると判断し、早く作れ!と言うんじゃないですかね・・・。

キャラのグラフィックや演出を良くして、
基本無料+ガチャにして、
基本のゲームはダンジョンメーカーと同じものにストーリーを足したもの、
そこに加えて、1~2週間限定で解放されるモンスターや施設があるダンジョンイベントを毎月数本仕込む・・・

・・・で、広告費を大量に投入し一気に爆発させるとかとか・・・。

ありがちな予想ですが、年内に出たら売れると思います!山口はヒット作を作ったことないので、全くあてにならないのですが(涙)

 

でも、スマホゲームアプリのプロデューサーなら、現状の市場を打開する手としてダンジョンメーカーを分析し近い形の基本無料のゲームを仕込むのでは・・、というのは外れてはい無いと思っています。

同様に、ZOCのような開発会社は、ダンジョンメーカーライクなゲーム企画を今、持ち込めば開発着手できるんじゃないかなとも思っているのですが・・・。

 

 

有料アプリなのに売上が高いのは、アプリ購入後に追加の課金で解放されるモノのせいというのはわかるのですが、この辺りも過去の例に無く面白い事例になりそうです。

 

家庭用のゲームだと課金で1万円を超えるのは中々に「あり得ない額」ですけど、スマホアプリでガチャをする人からすると、確定で手に入るこの課金は「安い」という一面はあります。スマホユーザーの課金に対しての土壌が成熟しているため、家庭用のビジネスでは考えられないマネタイズになっているのかも、という分析はしています。

スマホのゲームで時間をかけたら取れるモノを買う・・要は時短です・・これ自体は珍しくなく、それで1万数千円で全て揃えるというのも3000円の10連ガチャ×5回と思えば安く、何百回とやらずにそれでコンプになるため満足度は高く、家庭用ではなくスマホという土壌がダンジョンメーカーの成功の要因の一つであったのは間違いないかと。Switchで出ていたらこういった話題にはならなかった気がします。

コアな重課金をするスマホゲームユーザーをサービス後の早い段階で味方につけたのも良かったのかもしれないです。課金で解放したとしてもゲーム性が損なわれるわけではなく、無課金でも同じことができる・・タイミング的にもそういったゲームが新しいアプリで無く、ゲーム自体の面白さ、中毒性もあって、それが良いほうに転んだのではないかと・・・。

 

スマホアプリの方向性として、ある意味進化していて、現状の正解の一つなのだとは結論づけました。

 

 

山口が購入したのは、そもそもドット絵のゲームが好きだったのと、タワーディフェンス系のゲームの企画を考えている時で参考になりそうなゲームを探していたのと、放置系の数字がいっぱい出るゲームが気持ちよく好きだったのと、有料アプリを落とすのに抵抗が無かったのと・・・、

・・・という感じでいくつかの理由がある中で、ちょうど当てはまったモノが見つかったので、比較的早い段階で買ったのですが、

普通に考えると、基本無料ではないし、ドット絵や乳揺れキャラ等万人受けする要素ではない(個人的には好きです!!)し、ゲーム自体が面白い!となっても色々な人に口コミで広がるとかまではなかなかいかない気がします。

 

「時間を奪う」「時間が溶ける」これが強いキャッチコピーになったのはわかるのですが、それを意図的に起こすのは難しいですし、ここが一番凄い箇所だと個人的には思ってます。ダンジョンメーカーの感想で、これを最初に言った人は本当に凄い。

 

ソーシャルな動機づけではなく、単純にゲームの展開として続きをやりたくなる・・ユーザーの生活の隙間を狙ったゲームではなく、スマホでガッツリ遊ばせる、でもソーシャル要素無しスタミナ要素無し・・・。

ゲームの内容としては一周回った気がしないでも無いですが、スマホのゲームの現時点での流行の最先端新な気がします。

 

 

スマホのゲームでこういう、革新的なモノはAAAタイトルのような凄いグラフィックではなく、2Dで起きることが多いので、ZOCのような小さいゲーム会社でもチャンスがあるかも!という希望を持ってます。

ZOCでスマホのゲームを開発する場合に、運営を考えると今の小人数では厳しく、カジュアルなゲームを作るには開発のフットワークの軽さが無かったのですが、ダンジョンメーカーという光が見えたので、これを目標にZOCでもスマホゲームを何か作ろうと思います。

 

 

現状、開発しているゲームがマスター前ばかりで、スタッフには作りたいとは絶対に言えないのですが・・・。

 

 

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